今回は貯蓄型生命保険を見直すべきポイントについて、
ご紹介していきます。
わが家も実践し、年間25万円を削減できました。
参考になった本は下記のとおりです。
保険は、家計の大きなウエイトを占める固定費の代名詞です。
上記の本やこの記事で、見直しのきっかけになれば幸いです。
1.生命保険に対する考え方(今回伝えたいこと)
結論、生命保険に対する考え方は、下記のとおりです。
- 「保険」を掛けるなら、「少額の保険料」&「高額保障」の掛け捨て保険!
- 「貯蓄」したいなら、預金や資産運用を選ぶ!
「保険に貯蓄性を期待してはいけない」というのが、今回お伝えしたいことです。
わが家は、今は夫婦二人ですが、将来子どもを授かったら、
ネットで掛け捨ての生命保険に加入するつもりです。
2.貯蓄型生命保険の何が問題なのか
貯蓄型生命保険を見直すべきポイントは下記の通りです。
- 貯蓄性の貯金は、高い保険料の割に、少ない保障額である。
- 加入した時点で、保険会社が儲かる(高い手数料を取られている)。
- 生命保険控除の控除額はたかがしれており、節税効果は期待できない。
「貯蓄型生命保険(終身保険)=貯蓄商品」と
考えている方もいらっしゃると思いますが、これは間違いです。
金利が低い今日では、
貯蓄型生命保険に加入することは、
「固定の低金利で長期契約を結ぶこと」になり、
せっかくの資産運用の機会を逃してしまうことになりかねません。
よく営業のセールスでは
「解約返戻金を老後の生活費、医療費、介護費などに利用できる」
と言われますが、この言葉を信じないようにしましょう、
保険料分のお金がもし手元にあれば、
好きな時に、どんな費用にも充てることができるからです。
3.すでに加入している方は?
解約を検討しましょう。
その際、「これまで払った保険料」と、
「現時点で払い戻されるお金」を比較して、
元が取れるまで契約を継続しようとすることはやめましょう。
保険の提案書やご自身の保険証を見て、
この先数年も元本割れが続くことが分かる契約は、
解約したほうが良いです。
解約する際、払い済み保険を勧められることがありますが、
くれぐれも注意してください。
わが家も夫が加入していた生命保険は、
約50万円の損失がありましたが、損切しました。
4.保険に勝る・資産形成法は?
そもそも保険は資産運用とは言えません。
確定拠出年金(iDeCo)や、つみたてNISAがオススメです。
保険で保障と貯蓄を兼ねるという発想は捨てて、
「保険は保険、貯蓄は貯蓄」と分けて考えていきましょう。
最後に、保険金は相続人一人あたり500万円までは非課税になるので、
相続対策としては有効である点は、最後に申し添えておきます。
ただ、まだ若い方は将来的に考えればいい話です。
保険料を見直すと、
固定費の大幅な削減に繋がりますので、ぜひご検討ください。
必要な保障は掛け捨ての保険で備える。これを忘れずに。