自分の小さな「箱」から脱出する方法 アービンジャー・インスティチート

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・自分の小さな「箱」から脱出する方法

・アービンジャー・インスティチート

・大和書房

 

 

 

Aが正解だと思っているのに、明らかに間違っているBの行動を取ってしまうことは、ありませんか。本書では、 自分への裏切り行動」を取るとき、人は箱の中に入ると解説されています。

 

この本を読むと、自分自身が「小さな箱」に入っている状態とその対応策が分かるとともに、相手が箱に入っている状態のとき、取るべき行動がわかるようになります。

 

自分への裏切り行動とは

自分への裏切り行動

1.自分が他の人にすべきだと感じたことを背く行動

2.いったん背くと、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる

3.周りの世界を正当化する視点から見るようになること

4.したがって人は自分の感情に背いたときに箱に入る。

5.箱を自分の性格とみなすようになる

6.自分が箱の中に入ることで、他の人たちも箱の中にいれてしまう

  

 

  

箱の中にいるときにしても無駄なこと

 箱の中にいるときにしても無駄なことは、下記のとおりです。とても共感できます。

箱の中にいるときにしても無駄なこと

1.相手を変えようとすること

2.相手と全力で張り合うこと

3.その状況から離れること

4.コミュニケーションを取ろうとすること

5.新しいテクニックを使おうとすること

6.自分の行動を変えようとすること

 

箱を外す方法

では、どうやったら箱が外れるのでしょうか。

その方法として、下記の2つが紹介されています。

外す方法

1.相手に逆らうのをやめた瞬間

2.自分に非はなかったのかを疑うこと

 

納得できます。特に「自分の非」を疑い始めたとき、モヤモヤが晴れる気がします。

 

 

・自分への裏切り行為をなくし、箱の外にいる状態をいかにキープするか。

・箱に入ってしまっても諦めずに頻度を減らす努力をしていく。

 

いきなりは難しいかもしれませんが、心がけていきたいと思います。