運転者 未来を変える過去からの使者 喜多川泰

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運転者 未来を変える過去からの使者 喜多川泰

 

kindle Unlimitedで偶然読んだ本で、ストーリーが面白いのはもちろんですが、「生きるヒント」「コミュニケーションのヒント」「より幸運をつかむための心の持ち方」に関して大変勉強になる本でした。

 

あらすじ

自分の不運を呪う会社員の男性に、一台の不思議なタクシーが近づいてくる。そのタクシーに乗ると、運のポイントを使って、運気が変わる場面に連れて行ってくれる。その機会を掴むも無駄にするのも、自分の心がけ次第。主人公の男性とその家族を巡る感動作。

 

感想

本書から学んだことは、「上機嫌でいることの大切さ」です。

運は「いい」、「悪い」で表現するものではなく、運は「貯める」「使う」で表現するものである、というフレーズが印象的です。

 

 

運が劇的に変わるとき、そんな場、というのが人生にはあるんですよ。それを捕まえられるアンテナがすべての人にあると思ってください。そのアンテナの感度は、上機嫌のときに最大になるんです。逆に機嫌が悪いと、アンテナは働かない。最高の運気がやってきているのに、機嫌が悪いだけでアンテナがまったく働かないから、すべての運が逃げていっちゃうんです。
 
基本姿勢が不機嫌な人に、毎日の人生で起こる幸せの種を見つけることなんてできない。
 
 

 

不機嫌な人が成功したことなんてないですよ。逆に、上機嫌でさえいれば運が好転する場面が自分でわかる

 

ちょっと損得から離れるといいです。
得しそうだと思ったら動くけど、そうじゃないと判断したら動かないという基準を変えた方がいい

 

僕たちが日々すれ違う人たちの中には、いろんな人がいるんだということを認識して、損得ではなく、相手に興味関心をもって接すると、人生は好転するのだと思います。

 

とにかく頑張っても報われないときは運が貯まっているんですよ。努力をしてすぐ結果が出たり、何かいいことが起こったりする人は、貯めた運を小出しに使っているだけで、他の人より取り立てて運がいいわけではないですよ。同じだけ努力をしたのに結果が出なかった人は、その分、運を貯めたんです。あとでもっといいことが起こります。
 
「報われない努力はない」というのは、本当にその通りかもしれませんね。
成果がなかなか出なくても、腐らず不機嫌にならず、上機嫌で取り組んでいれば、いつか芽が出る。思っていた出口とは違っていても、何か自分に返ってくるものです。
 
誰のせいでこうなったと思ってるんだ』なんてセリフ、二度と使っちゃダメですよ。だってね、あえて言うとですよ、あなたのせいでそうなったんです。
 
自分責任論ですね。自分の人生の主人公は自分。他人に生殺与奪権を与えてはいけませんね。
 
 
 
面白くてあっという間に読んでしまいました。ぜひお試しください。