・ビジネスマンの父より息子への30通の手紙
・G.キングスレイ ウォード (著)、城山 三郎 (翻訳)
・新潮文庫
この本は、ビジネス社会を生き抜く処世術を学ぶ上で、良書です。
私は大学卒業後、就職してすぐにこの本と出会い、以降、何度も読み返しています。
早速、ご紹介していきます。
著者及び著書について
・カナダ人の著者は、公認会計士として働いた後、化学事業を手がけ、7つほど会社を立ち上げて成功させている実業家です。
・本著は、事業家である著者が、自身の息子に向けて書いた手紙で、息子が17歳の時から、約20年間、会社を譲るまでの間、人生の様々な局面でアドバイスが綴られています。
・時に優しく、時に厳しく、まるで自分の父親と話しているような感覚で、読み進めることができます。
おすすめ読者
・学生、新社会人の方
・若手ビジネスマン
・子供をもつ親世代
本の概要について
・「実社会に出発する君へ」「誠実さの代価」「読書の価値」「結婚を気軽に考えないで」「事業を拡大する上で重要なこと」など、30のテーマで構成されています。
・一貫して主張されているのは、「準備の大切さ」「学び続けることの大切さ」「誠実であること」「失敗を恐れないこと」ということです。
・特に「失敗を恐れない=挑戦すること」に関しては、次の引用が印象的です。「熟練した小鳥だけが歌うとしたら、森は静まり返るだろう」
・「働くこととは何か」、「生きることとは」など、ビジネスに限らず、人生に関しても筆者の経験と教養に裏打ちされた、的確なアドバイスが満載です。
・情報の根拠を手に入れること、情報に基づいて行動を起こすことなど、日常で役立つ考え方に触れることができます。
ぜひお試しください。