「投資信託の仕組み」と題して、
投資信託について、その仕組みを解説します。
また、
投資を始めたいけれど、
「何を買ったら良いのかわからない」
という方に、おすすめの投資信託もご紹介します。
今回ご紹介するのは、
わが家も、実際に保有する投資信託です。
参考になれば幸いです。
投資信託とは
投資信託とは、投資家から預かったお金を、
運用会社=プロ(ファンドマネージャー)が運用する金融商品です。
投資信託の運営機関
投資信託は、3つの機関から成り立っています。
1.販売会社
販売、換金、分配金支払い等を行います。
証券会社や銀行等が該当します。
2.運用会社
投資信託の製造元です。株式や債券の入れ替えを行います。
3.信託銀行
投資家から集めた資金を預かり保管、管理を行います。
投資信託のメリット、リスクとは
次に、投資信託のメリット、リスク、コスト
について説明します。
投資信託のメリット
メリットは3つあります。
①運用は専門家にお任せできます。
運用自体はとても楽なのがよいです。
②少額から購入できます。
ネット証券なら100円から投資が可能です。
ですので、気軽に始めることができます。
③分散投資が可能です。
1社の個別株だけに集中投資すると、
その会社が倒産してしまったら、
購入した株がただの紙切れになってしまいます。
複数の銘柄や異なる資産に分散すれば、
値下がりリスクも軽減できます。
投資信託のリスク
続いてリスクについてご説明します。
リスクとは、
保有する投資信託の価値を増減させる要因のことを指します。
主に価格変動、為替変動、金利変動があります。
外国、特に成長著しいアメリカを対象とした投資信託においては、
為替変動のインパクトがとても大きいです。
ドルで保有することになるため、
購入時、また売却時の為替相場の影響を受けてしまいます。
また、投資信託は銀行預金とは違って、
元本保証ではありません。
購入した金額よりも商品の価値が下がる可能性があります。
投資信託のコスト
最後にコストについてです。主に3つあります。
- 買うときにかかる販売手数料
- 上品保有時に発生する信託報酬
- 売るときにかかる信託財産留保額
投資をする上で、このコストは発生します。
投資信託を選ぶ基準
販売手数料(購入時のコスト)と、
信託財産保留額(売却時のコスト)は、
無料の商品にしましょう。
そして、商品保有時に発生する信託報酬は、
年間0.3%以下の商品がおすすめです。
どこで購入すればよいか?
ネット証券であれば、
販売手数料と信託財産留保額が、
無料の商品もたくさんありますので、
投資信託の購入先は、やはりネット証券がお勧めです。
わが家は楽天証券とSBI証券を活用しています。
初めての方は、楽天証券が使いやすいと思います。
購入先の注意点
銀行等には気を付けよう
投資信託を買うために、銀行窓口に行くのはやめた方がいいです。
営業マンが勧めてくる投資信託は、
手数料が高かったり、長期投資に向かない毎月分配型であったり、
営業マンにとって儲かる商品をお勧めしてくる場合が多いからです。
投資スタンス
また、投資信託はあくまで長期投資が前提となります。
長期投資のキーワードは、「低コスト、分散、長期保有」です。
具体的な投資信託名
では、実際に「何を買えばいいのか」という方に、
わが家も購入している商品を参考にご紹介します。
米国株式
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
先進国株式
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・ニッセイ外国株式インデックスファンド
全世界株式
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
※投資の銘柄選定は、あくまで自己責任でお願いします。
投資に役立つ本
最後に、投資の参考になる本をご紹介します。
具体的な銘柄選定や、どの証券口座がおススメかなど、
全般的な投資知識を体系的に学べます。
少額からの積立投資を始めたい方に、オススメの1冊です。
タイトルのとおり、3000円からでもスタートすることで、
少しずつ投資体力をつけていきましょう。
銀行の預金金利が低金利の今日、人生100年時代に備えて、
投資で資産形成を行う方が、暮らしが楽になると思います。
皆さんの貴重なお金を、
優良な投資信託に預けてしっかりと増やしていきましょう。