今回は、投資初心者の方にもわかりやく、
投資信託の購入スタンス「ドルコスト平均法」を
ご説明します。
投資の始め方もあわせてご紹介しますので、
参考になれば幸いです。
投資に対して、
下記のような不安を抱く方にこそ、
ドルコスト平均法での投資がおすすめです。
ドルコスト平均法とは
投資は、ドルコスト平均法による積み立てがおすすめです。
ドルコスト平均法とは、
日々価格が変動する金融商品を、
毎月あるいは一定の間隔で同じ額で買う方法です。
例えば、商品を1万円ずつ買うとしましょう。
1万円の時は1株買えて、
1万2500円の時は0.8株しか買えませんが、
8000円の時は1.25株買えます。
合計4万円で4.05株買ったことになるので、
1株当たりの平均買い付け価格は9876.5円になります。
このように、
淡々と積み立てて購入することで、
「平均が狙える=最悪の事態を回避」できます。
この購入方法であれば、
一度にまとまったお金の用意が難しい人や、
いきなり高額を投資に回し直後に値下がりするような悲劇は
避けることができるのです。
毎月少額から運用を始めることができます点もお勧めです。
ドルコスト平均法を活用した投資の始め方
実際にドルコスト平均法による投資を始める際に、
ポイントは4つあります。
①ネット証券で、つみたてNISAを開設する
ネット証券がお勧めです。ネットで簡単に申し込むことができます。
わが家はSBI証券と楽天証券を利用しています。
まだネット証券をお持ちでない方は、
つみたてNISA口座も一緒に申し込むことができます。
もちろん、特定口座で購入してもかまいません。
楽天証券については、下記の記事でご紹介しています。
一方、銀行や対面型の証券会社はオススメしません。
下手に窓口に行ってしまうと、
営業マンから手数料の高い商品を売りつけられてしまいます。
金融機関に騙されない方法は下記のブログで紹介しています。
②収入の1〜2割を購入に充てる
毎月の給与から先に天引きしておくことで、
確実に投資資産を回せるようにしておきましょう。
この教えは「バビロンの大富豪」という名著でも紹介されています。
③低コストの商品を購入する
買うときの手数料かからない商品
(ノーロード)のインデックスファンドを
買いましょう。
投資信託の仕組みは、こちらをご覧ください。
④長期投資を行う
できるだけ長期で保有しましょう。
20年間は保有するのか望ましいですが、
家庭の経済状況に応じて途中解約しても良いと思います。
それでも5年、できれば10年は保有しましょう。
短期的には市場の状況によって
一時的に価格が上下していたとしても、
長期的には評価益を得られる確率が高まるからです。
ただし投資はあくまで損をする可能性があります。
この点は前提のもと自己判断で取り組んでください。
少額からでも投資に関心のある方には、
「3000円投資生活デラックス」という本が参考になります。
2020年のコロナショックのような下落市場でも、
その後の株価市場の回復はご存じのとおりです。
(やや実経済と乖離しているのは気がかりですが)
今は少額でも、
長い目でみれば大きな成果が現れてきます。
銀行の預金では増えない今日この頃ですので、
適切なリスクをとって、
着実にご自身の資産を増やしていきましょう。